ji-pankun

メジロマックイーン

バーイ、センキュー

2021/11/3

 文化の日。脚本家坂元裕二と女優満島ひかりの関係について、好きなエピソードがある。”それでも生きてゆく”というドラマの企画段階で、主要キャストの一人は必ず満島ひかりでないと成立しない、と坂元裕二は思っていたそうだが、満島側はスケジュールや当時のテレビドラマへの彼女なりの思いから断っていたそう。それでもどうしても、必ず満島ひかりでないといけないと考えていた坂元裕二は、自ら彼女の元へ出向き直談判をするという手段に出た。実際に対面したそこで坂元裕二は、想いを伝えながら緊張のあまり手が震えてしまったそう。当時40代そこそこの中年男性が、一回り以上年下の女性に思いを伝えるのに!そしてなんと当の満島ひかりは、彼のその震える手を見つけ、「ああ、私はこれからの人生、この人と深く関わっていかなければならない」と直感的に感じ、オファーを受けたそう。なんて、なんて感動的なエピソード!言葉でも、分かりやすい情熱でもなく、得てして嘲笑されかねないエモーションから発動する身体の反応を、彼女は掬い上げ、感じ取り、理解したのだ。...つい先日、尊敬していて好きな友達(年上で先輩でしかも自分にとっては恩人に近いのだけど、もう敬意を込めて友達って言っちゃう)とご飯を食べながら、いつも通り最近の見聞きした音楽や映画の話をしていた時のこと、ある映画の話題のタイミングで、友達はその映画の冊子を自分のリュックの中からすっと出したのだけど、取り出されたその冊子が、袋にも何も入れておらず裸で出てきたのを見た瞬間、「あ、この人とはこれからもできればずっと仲良くしていきたい」と自分は感覚したのだ!坂元・満島両氏のエピソードの超縮小解釈版...魂の交感...と心の中でひそかに思ったとさ、、、という話を今日、早朝から行った登山中にふと思い出し、同行していた友達にまるっと話したところまあまあウケたので、なんとなく日記に残すことにしてみました。

総括:登山めっちゃ楽しい。