ji-pankun

メジロマックイーン

9/10〜9/11 額縁に入れて飾りたい

9/10(土)9時ごろ目が覚めてシャワー。洗濯2回転。シャムキャッツのベスト盤D面。名曲しかない。物干し竿が歪むくらいたくさん服を干した。お気に入りのミニットメンTシャツを着て家を出る。カモンカモンでヴィヴが着てたやつと一緒の。テロテロになるまで着るぞーい。立川談春独演会。あんまり行くつもりしてなかったけど、当日券あるみたいだったので行った。落語の間の小話の、安倍氏国葬が〜みたいなのが一番盛り上がってて、というか拍手まで起こってて、萎える。おれは創作が聞きたいんだ。とかいいつつ肝心の落語は、ちょっとぼうっとしたタイミングでサゲを聴き逃して明転して終わった。。友達が開いたお店、行けてないし行かなきゃな、と思ってお祝いに彼に合いそうな文庫本を1冊買って歩いて向かう。まだ日が差す時間で背中に汗をかく。レモンサワーを飲みながら20分ほど歩いて到着。ひらけた入り口が気候と相まって気持ちよく、お店で買ったレコードをかけてもらって外が暗くなるまでお店でゆったりした。そのまま流れでご飯に行き、魚を食べて日本酒を飲む。甘くて美味くてさいこーう。駅前で飲んでる人から返事があり、ごめんね、俺は友人との楽しいひとときより嵐みたいにウキウキする時間を優先するような薄情な人間なのだ、とかなんとか言って、でも楽しかったしまた遊んでねと握手して解散。汗だくになりながら歩いて駅のほうへ向かう。楽しい。でも、この楽しさはどう流れたっていつか萎んでいくし、形を変えて生まれる関係には、当人それぞれにしか分からないネガポジどちらも併せ持った感情がつきまとう。俺は関係をどうしたい、と動くより感情が先立って行動があったほうが、理にかなって気持ちよくて自然だと思うので、そういうふうにしている。なのでそうした結果さみしい結末になってもしょうがないと、心の底ではちょっと思う。けど、嫌な思いはなるべくさせたくない。見送って家に帰る途中、いつもの黒猫に会う。何匹かいるうちの、今日は人懐っこいやつと会った。長座体前屈の格好でよしよししていたら足の上に乗っかってきた。15分ほどなでなでしていたら満足したのかそっぽ向いて去っていく。帰るね〜と言って帰宅。シャワー浴びて、ベランダにチェアとスツールを持ち込み、室内の照明をベランダに向くように角度を変えて本を読む。椅子に座って、ひざと同じ高さほどのスツールに脚を伸ばして置く。高瀬隼子のおいしいごはんが食べられますように、を読み終える。今日は中秋の名月が満月の日と被る珍しい日だった。

9/11(日)10時半ごろ、約束している友達からのメッセージの通知で目が覚める。すまんすま〜んと準備。30分ほどで支度し本屋で合流。彼女は佐久間宣行の仕事術みたいな本立ち読みしてた。おしゃべりしようということ以外何も計画せず集まったが結果、カレーを食べ話し、ベンチに座り話し、映画館で映画を見て話し、帰り道ベンチで話し、とお互い話し倒す。お互いの知らないことを話したり、たぶん知ってるけど知らないふりしながら聞いたりする。俺は彼女のことをとても信頼しており、同時に愛おしく思っている。たとえば占いを話題に出すときの導入が、こないだご飯食べながらスマホで占いしててね、と来る。この余分な語り口に妙な愛おしさを覚える。俺と彼女はまったく違う人生を生きてきて、それはこれからもそう。けど、たまーに今日みたいにこうやって、お互いの線が交わるような日もある。ゆるやかな交わりなので、そこにもつれは生まれない。それでお互い楽しく、けどいろんなことを抱えながら生きてるね、と確認して、ねぎらって、その線はまたふっと離れていく。さみしさはあまりない。楽しかったまた遊ぼうね〜と空が暗くなる頃解散。ゆーっくり1時間くらいかけて散歩しながら帰宅。良いことも悪いこともすべてが同時に起こりながら、物事は進む。夜更かしして、大好きな短編窓目くんの手記を少し読む。回る頭を落ち着かせるのに、なるべくあほっぽい言葉を浮かばせよう。爆乳。ばくにゅうばくにゅう〜。と唱えて寝た。