ji-pankun

メジロマックイーン

New Horizon

 

過去の恋人が出てきてぐったりした夢と、最近リアルで知り合った人とちょっといい感じに仲良くなって恋仲っぽくなっていく超楽しい夢とを二日続けて見た。夢の中の俺は悲しんだり嬉しくなったり大忙し!

久しぶりすぎて日記の書き方忘れたな。最近の楽しみといえば、寝る前のベッドでの読書に尽きる。Fenneszのくらーいアルバムをかけながら読む佐藤正午の月の満ち欠けなんてたまんなかった。物語の持つスリリングさが、Fenneszの放つハーシュノイズと共鳴して自分のいる空間ごとパラレルワールドに迷い込んでしまいそうな気分になった。早く続きを読みたいけど、仕事なんぞが忙しくてなかなか読み進められない。たかが仕事なんかに!ところで、この文章をたまたま読んでいる数少ない奇特な方々の中に、去年出版された柴崎友香さんの短編集、百年と一日を読んだ方はいらっしゃるでしょうか。33の短編からなるこの作品は、まるで全ての時空に散らばる言い伝えを集め束ねたかのようなもので、それはそれは素晴らしいものでした。物語内の時代、登場人物の名前は最小限まで省略され、具体的な固有名詞もほとんど出てこない、ごくごくミニマルでアノニマスな物語たちであるにもかかわらず、それはいつかどこかにある(あった)自分の物語だったかもしれない、と本の中の物語と自分の人生が一瞬だけ繋がるような感覚を覚える、不思議な読書体験でした。1ミリも魅力が伝わっていない気もしますが、読んだらなんとなくこの感覚分かるはず。まあこんなふざけた感想が生まれるのも、漫画や映画、音楽と比べて情報量が少なく余白が多い小説という文学だからこそと思います。楽しい。

ふと思いついて、トイレに20個くらいのトイレットペーパーを天井まで積み上げてみて、見た目こそまあまあ面白くて多少満足したものの、トイレの中がトイレットペーパー臭ムンムンになってしまい、結果、ちょっとだけ後悔している。